月の灯り
紫色の月の灯りに照らされて過ごす奴隷の日々
面倒な生き物
女というのはまったくやっかいな生き物だ。
世の中の男性の多くの人がそう思ったことがあるんじゃないかと思う。
恋人同士、夫婦、男女の関係の中で相手を知るにつれ、最初の頃の思いとは違った感情が出てくるのはごく自然な事。
明日は何してるの?今度の休みは?
最近、連絡もくれないね、どうして?
ねえ、今度はいつ会える?etc...


こんな言葉を喜んで聞いていられるのも、最初の頃のほんの一時期なんでしょう。
言われる方は次第にうんざりしてしまい、面倒だな・・と感じてくるのもありがちな話で。

SMの世界とは関係なく更には不倫でもない、いわゆる独身の彼氏という存在が出来たのもかなり暫くぶり。
その中でも、主従という経験があったことが活かされているなぁと時折感じる事がある。
といっても従者の立場というよりも、主の側の気持ちが感じられる時があるということなんだけれど・・。
例えば、冒頭に書いたような事を奴隷が主に問う場面があったとして、世の男性と同じように、主が面倒だと感じたとしても主は自分自身のペースを崩す事無く相手に合わせる事も無く、叱責するなり、諭すなり、時間を作るなりをするでしょう。
あくまでも主自身のペースで。

今回、ちょっとした諍いがあったのだけど、以前の私なら自分の思いを抑えきれず相手と同じように気持ちをぶつけ、相手の非を指摘して間違いを正すまでは折れない。
そんな態度をとっていたような出来事の時でも、相手を責める事なく自分の憤る思いを飲み込み、事なきを得る展開に持って行く事ができた。
(回りくどい言い方しかできなくて意味不明で申し訳ないですが・・・w)
その時に感じたのが、「あーもう、男ってなんて面倒でやっかいな生き物なのだろう・・・」だったw
確実に相手の誤解、勘違い、思いこみによって私はいいがかりを付けられたので、いい加減にして!と叫びたくなる思いをぐっと堪え、相手が自尊心を保ったまま元の鞘におさめる事ができるよう言葉を選び、大人の対応をした・・・(つもりw)

その時の相手は何故そんないいがかりを付けてきたのか。
何か自身では抱えきれないものをそれでも抱えなくてはいけなくて、弱音は吐けない、必死で戦っているんだろう。それらのことが手に取るようにわかり、ひしひしと伝わってきた。
もちろん相手はそんなことは知ることなく、まるで駄々っ子のように思いをぶつけてきた。
その言葉をストレートにとることしか出来なければ、お互い意地を張り続け、喧嘩になり、さようなら・・・となっていくこともあったかもしれない。
それを回避できたのは何故か・・・。

今までの主の対応を思い出したから。
どうした?何があったんだ?
そう言って、目の前の出来事ではなくその後にあるものを見ようとしてくれる。
私と同じところに目線を合わせてくれる。だけど私の位置まで下がる事はけっしてしない。主は主のまま、絶対的な立場は崩さない。
怯むことなく大きく包んでくれる。
そして私は素直にごめんなさいと言うことが出来る。
とてもとても大きく強くて、改めて感謝の気持ちが湧いてくる。
まあ、その後はそれだけで終わったりしないんでしょうけど・・・(汗)

私はもちろん主ではないけれども、同じ位置で一緒になって怒る事をせず、少しだけだけどゆったりと構えてあげようと思えた。
あぁ私もちょっと大人になったなぁ・・なんて思ったのです。

SM・・・主従では感じないですんでいたつまらない諍い。
一歩引く事を相手に強いるのは難しい事なんだろうと思う。そういう世界を知ってきた私の役目かな。
主の大きさを思い出せば、まあ、時には母のような気持ちでいてあげる事も出来るかもしれないなと。


いずれにしても

男というのは、面倒でやっかいな生き物ですw





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